アロマテラピーでゆるりライフ 香りのチカラで、心や体の リラックス&リフレッシュハーブや花、木など植物に由来するエッセンシャルオイル(精油)の 香りを使って、心身の状態を良い方向に導く自然療法、それがアロマテラピーです。 ここでは、たくさんあるエッセンシャルオイルの中からテーマや悩みごとにオイルを紹介。香りを上手に取り入れて、がんばりすぎない、ゆるりとした暮らし、はじめてみませんか。

Vol.2「アロマバスで体ポカポカ」

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 これからやって来る寒さのピーク。乾燥した冷たい空気にさらされた体は、冷え冷えのガッチガチ・・・。そんな日は、エッセンシャルオイル(精油)を入れたアロマバスで体の芯から温まりましょう。
 38~40度のぬるめのお湯に、お好みのエッセンシャルオイルを3~5滴を加え、よくかき混ぜてから入浴します。湯気とともに立ち上る香りを、深呼吸によってゆっくりと体に取り込みましょう。肌からも有効成分が吸収できます。とっても簡単なので、ぜひ試したい方法です。
今回は、血行を良くするエッセンシャルオイルをピックアップしてみました。
 「カモミール」は青リンゴのようなフルーティーな香り。緊張や怒りなどのネガティブな感情をほぐして、心を落ち着け、安定させてくれます。心地よく眠りたいときの香りとしても人気のエッセンシャルオイルです。
 さわやかな香りが特徴の「ローズマリー」は、スーッとした清涼感があり、朝風呂にも最適。ゆっくりと温まりたい夜のお風呂とは違い、40~45度の熱めのお湯に3~5滴を落とし、よく混ぜてから浸かりましょう。ローズマリーの香りが眠気をさまし、注意力を高めてくれます。湯冷めしないように体や髪の毛の水分をしっかりと拭いて、すばやく洋服を着ることでポカポカをキープ。寒い朝でもテキパキと動けますよ。


今回のおすすめエッセンシャルオイル

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【効能】
血行促進や発汗作用によって体を温めてくれる効果が期待できます。

  • ●カモミール   青リンゴのようなフルーティーな香り
  • ●ローズマリー クールで清涼感のある香り
アロマバス

ゆっくりと温まりたい場合は38度~40度のお湯に、シャキッと目覚めたい場合は40~45度の熱めのお湯に、精油を3~5滴ほど落とし、よくかき混ぜてから入浴します。
※エッセンシャルオイルは、できれば希釈して使うのがおすすめです。キャリアオイル(植物油)、ハチミツ、岩塩、日本酒など 基材となるもの各大さじ1にエッセンシャルオイルを混ぜ、よく溶かしてからバス タブに入れましょう。
※刺激が強すぎてアロマバスに適さないものもあります。その製品の注意事項を必ず読み、正しくお使いください。

バスボムを作ってみよう

シュワシュワ~と泡が出る入浴剤「バスボム(発泡入浴剤)」。
好きなエッセンシャルオイルを入れて手作りすればバスタイムがもっと楽しくなりますよ。
材料となる重曹は体を温め、クエン酸はお肌を引き締める効果があります。

[ 材料 ]
重曹(炭酸水素ナトリウム)大さじ3、クエン酸大さじ1、コーンスターチ大さじ1、グリセリン少々、好みのエッセンシャルオイル5滴
[ 作り方 ]
①ボールなどに重曹、クエン酸、コーンスターチを入れ、よく混ぜ合わせる。
②グリセリンとエッセンシャルオイルも入れ、さらによく混ぜ合わせる。
③ラップフィルムに包んで丸めたり、型に入れて形を整える。
④1日ほど乾燥させて完成。